2020-01-01から1年間の記事一覧

【関西】定例研究会報告 伊勢周辺の霊祭系教会

令和2年3月21日に開催された民族文化研究会関西地区第23回定例研究会における報告「伊勢周辺の霊祭系教会」の要旨を掲載します。 はじめに 明治維新によって、政府はそれまで幕府の庇護下で実質国教扱いとなっていた仏教から神道を重視する政策へと転換した…

【関西】定例研究会報告 日本の相互扶助システムーー無尽講あるいは頼母子(たのもし)講

令和2年3月21日に開催された民族文化研究会関西地区第23回定例研究会における報告「日本の相互扶助システムーー無尽講あるいは頼母子(たのもし)講」の要旨を掲載します。 (一)はじめに 無尽講とは、原始的な相互扶助の一つである。内容は後述するが、建…

【会報内容紹介】「大八洲」創刊号 内容紹介

先日発行された『大八洲』創刊号の内容を簡単に紹介させて頂きます。『大八洲』の購読をご検討の方は参考にして下さい。 論説 まず、論説から見ていきましょう。竹見靖秋「神道芭蕉派の登場――明治初年の宗教界と『俳諧系神道結社』」(6頁)は、俳諧と神道の…

新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)による定例研究会の延期について

会員各位 新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の流行を鑑み、令和2年4月度の関西地区定例研究会について、開催を延期させて頂きます。 3月度の関西地区定例研究会は、規模を縮小した内部研究会として開催させて頂きましたが、新型コロナウイルスの感染拡大…

新型コロナウイルス感染症に対する当会関西支部の対応について

会員各位 当会では、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の流行を鑑み、令和2年3月度の関西地区定例研究会について、規模を縮小した内部研究会として開催することに決定しました。 外部参加者の出席を原則として認めず、正会員のみの会合とし、また感染を…

会報「大八洲」の趣旨と信条――「創刊の辞」を全文掲載  

このたびの会報「大八洲」の創刊にあたって、「創刊の辞」の全文を公開し、本誌の趣旨と信条を周知させて頂きます。本誌は、下記の「創刊の辞」において宣言された編集方針に則って、言論活動を行っていきます。 創刊の辞 「大八洲」誌の趣旨と信条 現下の世…

【会報発行情報】「大八洲」創刊号発行

弊会会報「大八洲」の創刊号が発行されました。会員ならびに誌友には、三月上旬には頒布されます。なお、目次は下記の通りになります。 「大八洲」創刊号/目次 ❖創刊の辞/湯原静雄・輿石逸貴……4 ❖広告……5 ❖神道芭蕉派の登場——明治初年の宗教界と「俳諧系神…

新型肺炎問題による定例研究会の開催延期について

会員各位 報道等で周知の通り、新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の流行が社会的に問題となっております。つきましては、当会でも会員の安全に配慮し、令和2年3月度の東京地区定例研究会について、開催を無期延期とさせて頂きます。ご理解のほど、宜しく…

【関西】定例研究会報告 「私人」としての葦津珍彦——『昭和史を生きて 神国の民の心』を中心に

令和2年1月11日に開催された民族文化研究会関西地区第21回定例研究会における報告「『私人』としての葦津珍彦——『昭和史を生きて 神国の民の心』を中心に」の要旨を掲載します。 はしがき 葦津珍彦の著作は葦津事務所が発行している「昭和を読もう 葦津珍彦…

【関西】定例研究会報告 中東世界と一帯一路

2月15日午後、貸会議室オフィスゴコマチ(京都市)にて、民族文化研究会関西地区第22回定例研究会が開催された。 報告者はノンフィクション作家の小滝透氏。「中東世界と一帯一路」と題し、中東における宗教問題・民族問題と中国の推進する一帯一路構想の関…

【新刊紹介】宮田顧問の新著『満洲事変——「侵略」論を超えて世界的視野から考える』刊行

当会の宮田昌明顧問の新著『満洲事変――「侵略」論を超えて世界的視野から考える』がPHP研究所から刊行された。 本書は、近代日本の歴史的展開を、権威主義的体制の確立とアジアに対する軍事的進出というステレオタイプのもとで理解する侵略史観を相対化し、…

【東京】定例研究会のご案内

下記の通り案内していた東京地区第25回定例研究会は、新型コロナウイルス感染症の流行を鑑み、無期延期とさせて頂きます。何卒ご理解のほど宜しくお願いします。 次回の民族文化研究会東京地区定例研究会は、下記の要領にて開催します。万障繰り合わせの上ご…

【関西】定例研究会のご案内

次回の民族文化研究会関西地区定例研究会は、下記の要領にて開催します。万障繰り合わせの上ご参加ください。 関西地区第22回定例研究会 日時:令和2年2月15日(土)16時30分~19時30分会場:貸会議室オフィスゴコマチ304号室 京都府京都市下京区御幸町通り…

【東京】定例研究会報告 『保建大記』の今日的意義について・あいちトリエンナーレ問題から考える人権

令和2年1月26日(日)15:30~18:00、民族文化研究会東京地区第24回定例研究会が早稲田奉仕園にて開催されました。 第1報告は、折本龍則氏(浦安市議会議員)による、「『保建大記』の今日的意義について」でした。氏が出版した『崎門学と『保建大記』 皇政…

会報「大八洲」の発刊が決定

このたび、民族文化研究会では、社会の各層に幅広く情報を発信し、当会における研究成果の普及を図るため、会報「大八洲」の発刊を決定しました。本年三月一日の創刊に向け、すでに編集作業に入っております。 会報「大八洲」は、わが国の民族文化・諸外国の…

【関西】定例研究会報告 近世期における神道神学の展開――中野裕三『国学者の神信仰』を読む(第1回)

令和2年1月11日に開催された民族文化研究会関西地区第21回定例研究会における報告「近世期における神道神学の展開――中野裕三『国学者の神信仰』を読む(第1回)」の要旨を掲載します。 はじめに――「神道神学」の理論的方向性 わが国の民族文化の中心である神…

【関西】定例研究会のご案内

次回の民族文化研究会関西地区定例研究会は、下記の要領にて開催します。万障繰り合わせの上ご参加ください。 民族文化研究会 関西地区第21回定例研究会 日時:令和2年1月11日(土)16時30分~19時30分会場:貸会議室オフィスゴコマチ 207号室京都府京都市下…

謹賀新年

弊会会員各位 旧年中は、格別の御高配を賜り、誠に有難う御座いました。昨年は、弊会の静岡支部が結成されるなど、弊会の活動に大きな前進が見られました。本年も、民族文化・民族問題の学術的研究という趣旨のもと、活動に取り組んで参ります。弊会の会員諸…