2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】川久保剛・星山京子・石川公彌子『方法としての国学』(北樹出版、平成28年)

本書は、いかにグローバル化の潮流と対峙し、ナショナリティを再確認するか、という伝統的な、しかし喫緊の課題を解決する糸口を、国学の系譜に求めた気鋭の日本思想史研究者たちの論考集である。こう説明すると、国学のイメージから想起される、きわめて常…

定例研究会報告 東京裁判の比較文明論――東京裁判開廷70年を迎えて

はじめに 今年は、1946年に東京裁判(極東国際軍事裁判)が開廷してから、70年の節目に当たる。東京裁判が開廷してから50年の節目だった1996年にも、「東京裁判とは何だったのか」と題して、歴史家を中心とした大規模なシンポジウムが挙行されたが――五十嵐武…