【関西】定例研究会報告 大谷美隆の憲法思想――「日本的キリスト教」から国体論へ

 7月16日(土)午後、貸会議室オフィスゴコマチにて、民族文化研究会の関西地区第47回定例研究会が開催された。

 報告者は有坂氏。「大谷美隆の憲法思想――『日本的キリスト教』から国体論へ」と題し、報告を行った。本報告では、戦前期の憲法学界において、とりわけ国体問題について議論を行い、影響を与えた大谷美隆を取り上げる。

 なお、大谷は、日本組合基督教会に所属するキリスト者であり、そうした信仰を基礎として自身の法理論を構築した。したがって、本報告では、大谷の憲法思想を検討するに当たって、その基礎にある大谷のキリスト教信仰にも目を配り、両者を包括的に理解しようと試みた。

 報告後の質疑応答も活発で、研究会は盛会だった。