【東京】定例研究会報告 「紀元節」と「建国記念の日」を巡る一つの議論・大嘗祭の検討

 2月17日(日)14:00~、民族文化研究会東京地区第19回定例研究会が早稲田奉仕園にて開催されました。

 第一報告は、渡貫賢介(会事務担当)による「『紀元節』と『建国記念の日』を巡る一つの議論」でした。戦後の歴史学者・平田俊春氏による「建国記念の日」肯定論、近代日本において時期・実態が明確な「建国」と、悠久の昔にさかのぼる「肇国」がしばしば区別されて理解されていた点を紹介しました。

 第二報告は、輿石逸貴(本会会長)による「大嘗祭の検討」でした。秋篠宮殿下による大嘗祭に関するご発言を起点としながら、大嘗祭に対する現在の法的な位置づけ、平成の大嘗祭に対する違憲訴訟の内容などを整理し、ご発言の持つ政治的・思想的意味について検討を行いました。

 一定以上学問的・専門的な関心を持ちつつ、報告とそれにもとづく質疑・談話などによって知識を共有していく試みを今後も継続して参りますので、関心のある方はお気軽にご参加下さい。

 次回は、4月28日(日)14:00から早稲田奉仕園105号室にて開催予定。

(事務担当・渡貫)

 

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輿石氏の講話風景