本書は、東京帝国大学で教鞭をとる法学者でありながら、古神道に傾倒し、独自の国体論を説くに至った、極めて特異な思想家である筧克彦〔明治5年(1872)~昭和36年(1961)〕の全体像の解明を企図した書である。 これまで、筧に対しては、その学問の展開や…
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