2021-01-09から1日間の記事一覧

【書評】西田彰一『躍動する「国体」 筧克彦の思想と活動』(ミネルヴァ書房、令和2年)

本書は、東京帝国大学で教鞭をとる法学者でありながら、古神道に傾倒し、独自の国体論を説くに至った、極めて特異な思想家である筧克彦〔明治5年(1872)~昭和36年(1961)〕の全体像の解明を企図した書である。 これまで、筧に対しては、その学問の展開や…