【東京】定例研究会報告 フランスと日本の刑事司法制度の比較・平成の大嘗祭

 平成31年4月28日(日)14:00~18:00、民族文化研究会東京地区第20回定例研究会が早稲田奉仕園にて開催されました。

 第一報告は、輿石逸貴氏(本会会長・弁護士)による、「フランスと日本の刑事司法制度の比較」でした。ゴーン氏逮捕を受け、フランスの司法制度に比べて日本の司法制度が劣悪だと報じられる傾向があるなかで、そういった認識は実態に照らすと誤解が多い旨を指摘しました。

 第二報告は、古屋鶴之助氏による、「平成の大嘗祭」でした。大嘗祭について造詣の深い氏により、大嘗祭の来歴、明治期における法制化、折口信夫大嘗祭論に対する疑義、葦津珍彦、上田賢治両氏の大嘗祭に関する論争など、興味深く、また現代的意義の深い論点が多く提示されました。

 今回は新しい参加者も迎え、懇親会も盛り上がる賑やかな会となりました。今後も、一定以上学問的・専門的な関心を持ちつつ、参加者が面白いと思えるような会運営を心掛けたいと思います。関心のある方はお気軽にご参加下さい。(事務担当・渡貫)

 

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輿石氏の講話風景