【東京】定例研究会報告 皇室〈無姓〉論を巡る雑感・自民党改憲案の解説 『公共の福祉』とは

 平成30年10月7日(日)15:00-18:00、民族文化研究会東京地区第17回定例研究会が早稲田奉仕園にて開催されました。

 第一報告は、渡貫賢介(本会事務担当者)による「皇室〈無姓〉論を巡る雑感」でした。同報告は、「皇室には姓がなく、これが万世一系である」という、比較的よく知られた言説について、その淵源となる諸文献や、近代以降の歴史学者の見解を紹介するものでした。

 第二報告は、輿石逸貴(本会代表・弁護士)による「自民党改憲案の解説 『公共の福祉』とは?」でした。同報告は、平成24年に発表された自民党改憲案のなかで、批判されることが多い「公共の福祉」について、現在の学説の動向を踏まえてその妥当性を論じたものでした。

 少数の関係者のみで発足した東京支部も、少しずつ新しい参加者を迎えております。一定以上学問的・専門的な関心を持ちつつ、報告とそれにもとづく質疑・談話などによって知識を共有していく試みを今後も継続して参りますので、関心のある方はお気軽にご参加下さい。(事務担当・渡貫)