【東京】定例研究会報告 橘孝三郎と柳宗悦・石原莞爾の思想

 平成30年7月22日(日)15:00-18:00、民族文化研究会東京地区第16回定例研究会が早稲田奉仕園にて開催されました。

 

 第一報告は、小野耕資氏(大アジア研究会代表、本会副会長)による報告「橘孝三郎柳宗悦」です。氏が季刊雑誌『日本主義』42号(平成30年夏号)に執筆した「橘孝三郎柳宗悦」を敷衍させつつ、伝統や愛郷思想といった点から両者の思想的共通性を探るものでした。

 第二報告は、金子宗徳氏(里見日本文化学研究所所長・本会顧問)による、「石原莞爾の思想―信仰とアジア観を中心に」です。これは、石原莞爾研究では真正面から取り組まれることの少ない「信仰」、そして東亜連盟に象徴される石原の「アジア観」を検討したものでした。

 

 当初は少数の関係者のみで発足した東京支部でしたが、少しずつ一般参加の方が増えつつあります。一定以上学問的・専門的な関心を持ちつつ、報告とそれにもとづく質疑・談話などによって知識を共有していく試みを今後も継続して参りますので、関心のある方はお気軽にご参加下さい。(事務担当・渡貫)

 

(写真は金子宗徳氏の報告風景)

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