2016-12-17から1日間の記事一覧

【書評】川久保剛・星山京子・石川公彌子『方法としての国学』(北樹出版、平成28年)

本書は、いかにグローバル化の潮流と対峙し、ナショナリティを再確認するか、という伝統的な、しかし喫緊の課題を解決する糸口を、国学の系譜に求めた気鋭の日本思想史研究者たちの論考集である。こう説明すると、国学のイメージから想起される、きわめて常…